PC衝動買い

PC衝動買い PCの歴史

CPUの誕生

世界初のCPUは、1971年にインテル社から発売された4004という4ビットCPUです。日本の電算機メーカーであるビジコン社との共同開発により誕生しました。ビジコン社がプリンタ付電卓用のLSIとしてインテル社に開発を依頼したのがきっかけでした。

4004では、3つのチップセットと共にシステムが構成されています。それらのチップセットは、それぞれ4001、4002、4003という名前のLSIでした。このシステムは「MCS-4」と呼ばれています。  

8ビットCPU

インテルは、翌年の1972年に8ビットCPUである8008を、 1974年にその改良版である8080を発表しました。

インテル製CPU以外にも、8ビットCPUとして有名なものに、モトローラ社のMC6800、ロックウェル社のMCS6502、ザイログ社のZ80などがあります。それぞれ1974年、1975年、1976年に発表されました。

パソコンの原型

一方、1974年、デジタルリサーチ社は、 8080用のOSを開発しました。それがCP/M(Control Program for Microcomputer:シーピーエム)です。

世界初のパソコンは、1975年に発売された、 MITS(Micro Instrumentation and Telemetry Systems)社の組立式マイコンキットAltair(アルテア)8800であると言われています。 Altair8800は、CPUとして8080を、OSとしてCP/Mを搭載しました。

以後、8080とCP/Mは多くの組立式マイコンキットに搭載され、普及していきました。日本では1976年に発売されたNECのTK-80が大人気となりました。このTK-80が日本初のパソコンであると言われています。

なお、個人向けのコンピュータを今日ではパソコン(Personal Computer)と呼んでいるわけですが、この言葉は当時はまだ使われていませんでした。

完成品パソコン

1977年、アップル社のApple II、コモドール社のPET2001、タンディ社のTRS-80など、買った状態ですぐに使える完成品パソコンが発売されました。

特に、アップル社のApple IIは、完成品パソコンとしては世界初のものです。全世界で100万台以上売れ、当時としては驚異的なヒットでした。

なお、Apple IIはCPUとしてロックウェルのMCS6502を搭載していました。

ちなみに、日本で最初に発売された完成品パソコンは、1977年に精工舎が発売したSEIKO-5700です。

16ビットCPU

1978年、インテルは16ビットCPUである8086を発売しました。

その翌年の1979年、モトローラ社も16ビットCPUであるMC68000を発表しています。 MC68000は、その後、Apple社のマッキントッシュに採用されることになります。

さらに、1982年、インテルから80286が発売されました。

この頃、インテル製CPUとモトローラ製CPUがCPUの二大勢力でした。そして、8086およびその後継CPUはx86系、 MC68000およびその後継CPUはMC68000系と呼ばれるようになります。

IBM PCとMS-DOS

大型コンピュータの分野で不動の地位を築いていたIBMは、最初のうちはパソコン市場に参入しませんでした。

しかし、パソコン市場の急成長を見て、1981年、IBMはついにパソコンを開発し、発売しました。それがIBM PCです。CPUとしてインテルの8088(注:8086ではありません)を搭載していました。

なお、8088は1979年に発売されたインテル製の16ビットCPUですが、 8086のデータバスを8ビットに減らした廉価版です。 IBM PCが8086でなく8088を採用した理由は、 8ビットCPUである8080に対応した従来の周辺機器をそのまま利用できるようにするためです。

このとき、IBM PCのためのOSの開発をIBMはマイクロソフト社に依頼しました。これをきっかけに、マイクロソフトは、シアトル・コンピュータ・プロダクツ社が開発したソフトウェアの権利を買い取り、修正をほどこしたのち、MS-DOSを完成させました。そして、MS-DOSはOEM(Original Equipment Manufacturing)によってPC-DOSというブランド名でIBMに提供され、 IBM PCに搭載されました。

PC/AT互換機

1983年、IBMはIBM PCにハードディスクを内蔵したPC/XTを発売しました。

1984年、IBMはCPUにインテルの80286を搭載したPC/ATを発売しました。

IBMは、IBM PCのハードウェアの仕様を公開しました。そのため、IBM以外の会社がIBM PCと同等の仕様をもつパソコンを開発することが可能でした。これがIBM互換機と呼ばれるものです。ここで同等の仕様とは、各種の周辺機器やアプリケーションがそのまま利用できるといった意味です。

特に、PC/ATと同等の仕様を持つIBM互換機が、今日、PC/AT互換機と呼ばれているものです。

その後、PC/AT互換機はパソコンの業界標準になっていきます。

PC-9800シリーズ

その頃、日本では、NEC製パソコンが主流でした。

1979年、NECは8ビットCPU(Z80A互換のNEC製)を搭載したパソコンPC-8001を発売しました。

1981年、NECはPC-6001とPC-8801という二つのパソコンを発表しました。どちらも8ビットCPU(Z80A互換のNEC製)を搭載していました。前者は個人のホビーユース用、後者はビジネス用として登場しました。

1982年、16ビットCPU(8086互換のNEC製)を搭載したパソコンPC-9801が発売されました。

その後、PC-9801を初めとするPC-9800シリーズは、 1990年代前半まで日本のパソコン市場において独占的シェアを保ちつづけます。

マッキントッシュ

1984年、アップル社はマッキントッシュを発表しました。

マッキントッシュは、GUI(Graphical User Interface)を採用して市場で成功しました。そのGUIは今日、コマンド入力の代わりにマウスをクリックして入力するスタイル、デスクトップ画面やウィンドウといった、パソコンのユーザインターフェースの原型となっています。

初代のマッキントッシュはMacintosh128kと呼ばれ、CPUとしてモトローラのMC68000を搭載していました。後継機種も、1991年にPowerPCが登場するまでの間、MC68000系CPUを搭載しつづけます。

携帯型パソコン

携帯型パソコンの先駆けは、液晶ディスプレイとパソコン本体が一体となったラップトップパソコンです。

1985年、東芝は世界初のラップトップパソコンT-1100を発売しました。 T-1100はIBM PC互換機で、海外向けの製品でした。重さは約4kgでした。

現在、薄型で軽量のノートパソコンが携帯型パソコンの主流です。その世界初の製品は、1989年、東芝が発売したノートパソコンDynaBook J-3100SS 001です。

32ビットCPU

インテルは1985年に80386を、1989年に80486を発売しました。これらがインテルにおける32ビットCPUの始まりです。

この頃、AMD(Advanced Micro Device)社は、 1991年に80386互換CPUであるAm386を、1993年に80486互換CPUであるAm486を発売しました。

1993年にインテルのPentiumが登場します。その後10年間、インテルとAMDが現在のPC/AT互換機におけるCPUの二大勢力となり、 CPUの性能と価格において両者は激しく競争していくことになります。

他方、1991年にPowerPCシリーズの最初の製品であるPowerPC 601が発表されました。 PowerPC 601は、アップル、IBM、モトローラの3社が共同開発した32ビットCPUです。そして、PowerPCアーキテクチャによるCPUは以後、アップルのパソコンであるマッキントッシュに搭載されるようになります。

DOS/V

1991年、日本IBMは、日本語に対応するIBM PC/AT用のOSであるPC-DOS J4.0/Vを発表しました。そして、PC-DOS J4.0/Vおよびその後継OSにはDOS/Vという通称がつけられました。

海外のパソコンが日本の市場に参入できない大きな理由に、日本語処理の問題がありました。 DOS/Vは、世界的にパソコンの業界標準となっていたPC/AT互換機で動作しました。そのため、海外の安価なPC/AT互換機が日本の市場に流入するきっかけとなりました。

その名残もあって、今でも日本ではPC/AT互換機のことを「DOS/Vマシン」と呼ぶことがあります。

ウィンドウズ

ウィンドウズは、マイクロソフト社が開発したOSです。

最初のウィンドウズは、1983年に発表されたWindows1.0です。しかし、ウィンドウズが普及し始めたのはWindows3.0以降です。

1990年にWindows3.0が、1993年にWindows3.1が発売されました。

そして、1995年に発売されたWindows95が世界的な大ヒットとなり、ウィンドウズはPC/AT互換機用OSの標準となりました。

Copyright   PC!衝動買い!   All Rights Reserved
All trademarks and copyrights on this page are owned by webmaster